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民主党の“内ゲバ”で失われるもう10年

 東京市場では株価下落と金利低下が続いた。25日の日経平均株価は4営業日連続で下落し、連日で年初来安値を更新。新発10年物国債利回りは一時7年ぶりに0.9%を下回った。円高進行はいったん歯止めがかかったものの、1ドル=84円台と依然円高水準にある。

 日経平均の終値は前日比149円75銭(1.66%)安の8845円39銭。約1年4カ月ぶりに8900円を割り込んだ。

 菅直人首相と仙谷由人官房長官、野田佳彦財務相が25日昼、円高への対応を協議したが、「具体策に乏しい」との見方から株式市場では失望売りが膨らみ、午後に入って下げ幅を拡大した。トヨタ自動車やホンダなど主力の輸出株が値下がりした。東京証券取引所第1部の7割近い銘柄が下落した。

 東京外国為替市場で、円相場は対ドルで前日比ほぼ横ばいの1ドル84円台半ばで取引を終了した。前日の海外市場では一時1ドル=83円台まで円高が進行したが、この日の午前に財務相が介入の可能性などを示唆して為替相場をけん制。円買いの動きがひとまず後退した。日銀が追加金融緩和を検討していると伝わったことも、円売り・ドル買いの手掛かりと意識された。

 債券市場では長期金利の指標になる新発10年物国債利回りが午前に一時、前日終値より0.015%低い(債券価格は高い)0.895%まで低下する場面があった。終値は前日比横ばいだった。(26日付日本経済新聞「日経平均8900円割れ 円、84円台」)


 野田佳彦財務相は25日、一時1ドル83円台(24日)に到達した急激な円高と8900円(日経平均株価)を割り込んだ株安を受け、為替介入の可能性を示唆し始めたが、政府・日銀の動きは依然として鈍い。また、市場もそれを悟ったかのように止まらない。今回の円高はリーマン・ショック以降のドル不信と欧州の財政危機によって、円買いが進んだことなどさまざまな要因が考えられるが、やはり円の絶対量が少なすぎるために、円の希少価値が高まってしまい、円高を誘発しているという側面が強い。日銀はさらなる、しかも大規模な――たしかに、あまり余地はないが――金融緩和を早急に行うべきだ。

 ■独立性の名のもとに動かぬ日銀

 1998(平成10)年の日銀法の改正によって、日銀は政府から独立することとなったが、それとともに、どことなく政府が日銀に物言えぬ風が吹き始めた。民主党はかねて政府と日銀は一定の距離を置くべきと主張しており、現・日銀総裁の白川方明氏を選任する際も、自民党政権が提案した日銀人事にことごとく難癖を付けた末の決着だった。たしかに、野党時代はそれでことが済んでいたかもしれないが、いざ政権に就いてみると、それでは立ち行かないことを学んだことだろう。所詮は「反対のための反対」だったのだ。

 一方の日銀も、インフレよりもデフレの方が中央銀行としての失点が少ないことを理由に、大胆な金融政策に踏み切れないでいる。今日の日本はデフレ・スパイラルに陥っているというのにである。たとえ、クリーピング・インフレを上回っても、少々のインフレなど大した話ではない。この20年というものデフレに悩んでいるのである。第一、相当な手を打たない限り、上回らない。日銀では上回れない。緩慢な政府と独立性の名のもとに動かぬことを得策とする日銀が日本経済をいっそう冷え込ませる。

 ■反米の顔した犬

 アメリカはドル安を背景に輸出を伸ばし、明らかにこの円高を黙認している節がある。米政府を讃えるならば、リーマン・ショック以降の緩和政策が奏功したといえよう。アメリカはもちろん、それでよいのだが、日本には日本の立場がある。日本政府は日本のために過度な円高を嫌わなければならないのだ。しかし、野田氏の動きを「注視」していると、何だかアメリカの様子を執拗に窺って、あるいは世界の投資家に気兼ねして、やるべきことをやっていないように思う。いうなれば、小泉純一郎内閣以来の新自由主義路線の復活だ。しかしながら、日本の国益を無視した新自由主義はともするれば、対米追従に陥る。野田氏よ、「義を見てせざるは勇なきなり」である。

 菅直人首相の目下の課題は、景気浮揚より民主党代表選挙にある。麻生太郎元首相の「政策より政局」「解散より景気」とは大違いである。民主党の「内ゲバ」で失われるか、もう10年。
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“コメ”本位制で地方に活気を

 愛知県豊田市でコメと交換できる地域通貨が誕生し、今年の5月1日から一部の地域で流通が始まった。その名も“おむすび通貨”だ。

 発行元は弁理士で代表を務める吉田大氏や、大学准教授の村田尚生氏などが中心となって立ち上げた「物々交換局」という共同事業組合。吉田氏によれば、コメで価値が担保された地域通貨というのは世界で初めてだという。

 通貨単位は“むすび”といい、1むすびは無農薬・有機栽培・天日乾燥の玄米0.5合(おにぎり1個分)と交換できる。この通貨を幅広く流通させることで、荒廃した農山村の振興を図ろうというのが目的だ。

 さらに、コメとの交換以外でも、飲食店や雑貨屋など20店舗以上ある協力店舗で代金を支払う際にも利用できる。通常の通貨との交換レートが決まっていないため、販売者と消費者が商品やサービスの価値がいかほどなのか互いに決める形だ。

「価格の裏に隠れた本当のコストを、消費者が意識するきっかけになれば」と、吉田氏は話す。(5月14日付ダイヤモンド・オンライン「世界初!愛知県豊田市で誕生したコメ兌換通貨の凄味~『腐るおカネ化』で流通の加速を目指す」より)


 愛知県豊田市で始まった地域通貨「おむすび通貨」がなかなかの人気を博しているという。おむすび通貨とは、コメを担保とする通貨のことで、加盟店との間で商品やサービスとの交換手段になる。最終的には、価値を担保しているコメとの交換が可能だ。

 このおむすび通貨にはもうひとつのポイントがある。金利の上昇分だけ価値が増す通常の通貨に対し、コメを担保とするおむすび通貨は時間が経つにつれて古米となるため、必ず価値が減退する。長く持っていればいるだけ損をするというのだ。喩えるならば、フルーツバスケット。自分にとどめず、早く次へと回したくなる仕組みとなっている。つまり、価値の保蔵ができないというのがおむすび通貨の性格だ。流通量と流通速度が上がれば、地域における経済効果はなかなか大きいものになるだろう。おもしろい試みが始まった。

低所得者限定国債っていうのはどうなんだろう

 財務省は6月から償還までの期間がこれまでで最も短い3年の個人向け国債の販売を始める。個人向け国債は一時人気を集めたが、昨年度はピークの6分の1近くに激減している。ギリシャ危機で先進諸国の財政悪化に対する不信が強まる中、日本は今年度の新規発行が過去最大に膨らむだけに、安定消化に向け保有層の裾野を広げることが急務になっている。

 個人向け国債はこれまで償還期間が5年と10年の2種類。新しい3年物国債は期間を短くすると同時に従来の年4回から毎月売り出し、利便性を高めた。

 購入単位は従来と同じ1万円からで中途換金も可能。初回の6月分の募集は3日から30日まで。今年度は3種類の合計で2兆円の販売を計画している。

 個人向け国債は平成15年に販売を始め、信用力の高さから投資家の人気を集め、ピークの17年度には7兆2千億円が売れた。しかし、20年秋のリーマン・ショック後の金融緩和と景気低迷による利回り低下で販売も低迷、21年度は1兆3千億円まで激減した。(1日付産経新聞「個人も国債買って! 3年物発売、ギリシャ危機で売り込み躍起」より)


 このところ考えていたことについて、ひとつお尋ねしたい。無茶苦茶な話ならば、潔く撤回させていただく。低所得者限定国債についてだ。

 今年度の新規国債発行額は、過去最大の44兆3000億円に達する。これはデフレ不況による税収の落ち込みと今月1日から支給が始まった「子ども手当」など民主党のバラマキ政策による。

国債の保有者別内訳

(同記事「国債の保有者別内訳」より)


 現在発行されている国債の6割以上は、銀行や生命・損害保険会社の手に渡っている。個人レベルでも、国債を多く保有しているのは、当然にして貯蓄高の多い人たちである。つまり、国は借金を重ね、数年後に元本と利息とを「金持ち」に償還していることになる。今回の提案はこうした国債に所得の再配分効果を持たせることは可能か、ということである。低所得者限定国債の発行は、これまでの「国債発行=金持ち優遇」という傾向を覆す。この仕組みにより、広く薄くお金を集め、「金持ち」でない人に再分配することはできないのだろうか。

 債権を持つ際に所得審査、しかも所得が一定水準を上回ってはならないという規制を設けるのは、いささかおかしな話に聞こえよう。しかし、経済学的にはどのような化学変化が起こるのか――無知を承知で申し上げている。
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 平素より小欄をご尊覧賜っておりますこと心より感謝申し上げます。

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プロフィール

オーデーベース

Author:オーデーベース
 顔と名前をお見せするその日のために、鄙見を認(したた)めてまいります。市政か、県政か、あるいは国政かわかりませんが、愛する日本と故郷のために勇往邁進することをお誓い申し上げます。

 人ひとりにできることは限られております。あるいは遺産も功績も何ら残せずに終えてしまうかもしれません。ただ、あのころの先人はよくやったと後世に云われたとき、その十把一絡げにされた先人のひとりにでもなれたのなら、それは大変喜ばしいことであります。子孫に少しばかりはわれわれを顧みてもらいたいなどというおこがましい希望はだれにでも起こりうるのではないでしょうか。それは、おおいに欲深い願望なのかもしれません。しかし、先祖を回顧していないわれわれだけが回顧されようなどという考えそれこそがおこがましいものであるにちがいありません。

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